上杉の城下町、山形県米沢市にある上杉伯爵邸からのお知らせやイベント情報。
米沢でのご接待
大正14年に建てられ、国指定登録有形文化財に指定されている上杉伯爵邸。
当館はご接待やご会食の場としてご利用いただけます。
上杉家第14代当主、上杉茂憲伯爵のお住まいそのままに、現在は上杉伯爵邸として飲食店となっています。
建坪300坪の大きな建物の中の一室をご利用いただき、優雅な空間で、米沢牛を含めた会席料理をご提供いたします。
季節によって内容は変わりますが、米沢らしい、うこぎを使ったお料理や、郷土料理の冷汁や芋煮、伝統野菜などを使ったお料理を提供しております。
米沢牛もステーキまたはすき焼きで提供させていただきますので、遠方からお越しのお客様は存分に米沢らしい食事をお楽しみいただけます。
敷地3,000坪の上杉伯爵邸には大きな日本庭園があり、庭園の池の周りにはつつじが計100株ほど植えられています。
他にも敷地内には、椿、しゃくなげ、スイセン、桑の木、萩などさまざまな花、樹木が植えられており、ご接待時に庭園を見ながらお食事いただけます。
当館の接客係は米沢の伝統産業、米沢織の着物でお食事をお持ちします。
米沢らしい歴史的建物で、米沢らしいお食事をお召し上がりくださいませ。
接待・ご会食の際には、上座に座られる方の人数や、お客様の食べ物、飲み物の趣向などお伺いさせていただく場合がございます。
大事な方への手土産も承ります。地酒や米沢牛など、米沢らしい土産をご提案させていただきますのでなんなりとお申し付けくださいませ。
※ご接待用の会席料理は6,000円(税別)よりご用意いたします。
※個室ご利用の場合は、ご飲食代の10%が奉仕料として別途発生いたします。
上杉伯爵邸のご会食・ご接待のページは こちら
2月の休館日
いつもご利用いただきまして誠にありがとうございます。
恐れ入りますが、当館は3月末まで毎週水曜日を休館日とさせていただいております。
2月の休館日は
2月1日(水)
2月8日(水)
2月15日(水)
2月22日(水)
です。
それ以外の日は通常営業となります。
通常営業日は
食事営業 11:00~20:00
(14:30以降予約制)
喫茶営業 10:00~17:00
となっております。
2月は上杉雪灯篭まつりや、現代の匠のひな人形展示、「わたしもおひなさま」着付け体験、団子の木の展示、啓翁桜の展示など食事以外の催しもたくさんご用意しております。
この機会に上杉伯爵邸へ見学にお越しくださいませ。
冬の桜「啓翁桜」を展示しています
山形には冬に咲く桜があります。
啓翁桜です。
当館では、この啓翁桜を玄関、大広間、居間、客間の4か所に展示しております。
なぜ冬に桜が咲くのかというと、簡単に言えば「促成栽培」です。
桜は気温が下がる秋になると休眠状態に入ります。一定期間の休眠期間を経て、気温が上がると桜を咲かせる準備態勢に入って春を待ちます。
その一定期間を過ぎてから温室に入れると、桜は春になったと勘違いし、花を咲かせるのです。
啓翁桜のスタートは意外に早く、昭和40年代にスタートしたとのこと。あの時代にこんなことを進めていたなんてびっくりですね。
この啓翁桜の栽培量はなんと山形県が1位です。
秋が早く訪れて、気温が低くなるからこそできる、山形の名産ですね。
この啓翁桜は山形おきたま観光協議会様の観光キャンペーンの一環として展示させていただいております。
展示は、桜の見ごろが終わりましたら順次取り下げてまいりますので、ご見学はお早めにお越しくださいませ。
置賜観光情報サイト≪おきたまジェーピー≫山形おきたま観光協議会のサイトは こちら
米沢の伝統文化「団子の木」を飾っております
米沢のみではなく山形県で古くから行われている伝統行事、「団子の木」です。
団子が成る木があるわけではありません。。。
小正月(1月15日)になると、自宅の部屋に飾る行事を、団子の木飾りというのです。
まず、小正月とは、1月1日からの正月が大変忙しい女性、特に主婦の奥様方がやっと一休みできるようになるからだそうです。
昔は、だいたいこの1月15日ころになるとお客様も減って、いつもの日常に戻り、一息つけるようになっていたんですね。
その小正月に行う、団子の木飾り、「豊作」や「無病息災」など願いが込めて飾られます。
団子の木に使用する木は、「ミズキの木」を使用します。
このミズキの木、水辺に生える樹木で、水をよく吸い上げる木です。そのため、「火事にならないように」という願いも込められています。
ミズキの木は芽が上を向いて出てきます。そのため、「運が上向くように」との願いも込められています。
他にも、育ちが早い木なので、「子どもが早く育つように」という願いもあるそうです。
「豊作」「無病息災」「火事にならないように」「運が上向くように」「子どもが早く育つように」の願い。ちょっとひとつの行事でお願いが欲張り過ぎませんかね。少しでも叶ってほしいものです。
上杉伯爵邸では、たくさんのところに飾っております。
玄関、大広間、5つの個室と全部で7か所に団子の木飾りをしております。
玄関、大広間は営業中ならばいつでも、個室もご利用の方がいなければご覧いただけます。
通常の個人宅では小正月が終わると飾りも片づけてしまうのですが、上杉伯爵邸では2月末日まで展示いたします。
食事をしないお客様でも、喫茶だけのお客様だけでもかまいませんので、米沢の伝統文化をご覧くださいませ。
上杉鷹山公も雪囲い
上杉鷹山公も雪囲いに迷惑そうな顔をしておりましたが、わずか3日でこのありさま。米沢は侮れません。
先週までは雪囲いには雪がまったくない状態でした。
今年はこのまま終わるのか、と思ったときもありましたが、そんなはずもなく米沢らしい雪に見舞われています。
米沢人ならだれもが知っている上杉鷹山公。
米沢の人はこの方のことを「上杉鷹山」とは呼びません。
「公」を必ず付けて、「上杉鷹山公」と呼びます。
米沢の人は小さいころからこう教えられてくるので、敬称をつけるのが当たり前となっています。
観光で来る方は呼び捨てにしますが、もしからしたら注意されるかもしれませんのでご注意くださいませ。