お知らせ

米沢の伝統文化「団子の木」を飾っております

米沢のみではなく山形県で古くから行われている伝統行事、「団子の木」です。

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団子が成る木があるわけではありません。。。

小正月(1月15日)になると、自宅の部屋に飾る行事を、団子の木飾りというのです。

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まず、小正月とは、1月1日からの正月が大変忙しい女性、特に主婦の奥様方がやっと一休みできるようになるからだそうです。

昔は、だいたいこの1月15日ころになるとお客様も減って、いつもの日常に戻り、一息つけるようになっていたんですね。

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その小正月に行う、団子の木飾り、「豊作」や「無病息災」など願いが込めて飾られます。

団子の木に使用する木は、「ミズキの木」を使用します。

このミズキの木、水辺に生える樹木で、水をよく吸い上げる木です。そのため、「火事にならないように」という願いも込められています。

ミズキの木は芽が上を向いて出てきます。そのため、「運が上向くように」との願いも込められています。

他にも、育ちが早い木なので、「子どもが早く育つように」という願いもあるそうです。

「豊作」「無病息災」「火事にならないように」「運が上向くように」「子どもが早く育つように」の願い。ちょっとひとつの行事でお願いが欲張り過ぎませんかね。少しでも叶ってほしいものです。

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上杉伯爵邸では、たくさんのところに飾っております。

玄関、大広間、5つの個室と全部で7か所に団子の木飾りをしております。

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玄関、大広間は営業中ならばいつでも、個室もご利用の方がいなければご覧いただけます。

通常の個人宅では小正月が終わると飾りも片づけてしまうのですが、上杉伯爵邸では2月末日まで展示いたします。

 

食事をしないお客様でも、喫茶だけのお客様だけでもかまいませんので、米沢の伝統文化をご覧くださいませ。

 

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